西区はいろいろ古いめん処が多いですね。こちらは栄生2-2-14、名鉄栄生駅の北側にある「いろは」さん。見るからに古い長屋の真ん中に、風情のある外観の店舗です。店内はけっこう奥に深くテーブルと座敷が7つほど。壁には変色したメニューの紙がはられ、名古屋手打研究会の会員証がありました。
うどんと味噌煮込みがたくさん書かれたメニュー。写真付きの別の冊子もありますけど、きしめんが見当たらない。壁に小さくきしめん600円、ざるきし700円とあり、その他のきしめんは50円増しとあります。よくわからないのですが、うどんの50円増しということかと。うどん定食が850円なので、たぶん900円だろうなと思い、きし定を注文。それで問題なしでした。
手打のきしめんは、塩がちょっときついですが、薄くてつやつや、チュルチュルです。これはいいですねえ。ただ、出汁の方はやっぱり薄め。これは私としては残念です。蒲鉾はないですけど、たっぷりのほうれん草とネギ、しっかり味のついた(あまり甘くない)揚げなど具と麺の量は文句ありません。ただこれ、単品600円だと、手打ですから仕方ないですが、ちょっとお高い感は免れません。
天ぷらはエビ、カニカマ、かぼちゃ。おかず、もう一品欲しいという状況。トータル900円はやはり手打ですから仕方ないですが、微妙なお値段かと。昔からのめん処は、だいたいこんな感じのお値段ですから仕方ないですけどね。店内は有線の演歌チャンネルが高らかに響いていましたが、ご主人と奥さんはそうお歳には見えませんでした。
店舗情報
店名 | いろは |
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住所 | 名古屋市西区栄生2-2-14 |