讃えよ! きしめん、味噌煮込、名古屋の麺

味噌煮込みのルーツがこれ、とのこと 一宮の太田屋

投稿者: MIZUNO  投稿日: 2014年01月24日
分類: レトロ  一宮市  味噌煮込み  地域別きしめん  種類別きしめん 
 

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ホームページには「創業100年で、みそ煮込み一筋の伝統の味。やみつきになる懐かしい味です。かしわは、ひね肉でかめばかむほど、こりっとした歯ごたえがあります。」とうたわれる味噌煮込み発祥の店という太田屋本店(一宮市)を訪問してみました。メニューはうどん(メニュー名は味噌煮込みではありません)700円のみ。「秘伝のたれなど7種類の味をブレンドしてあり、絶大なるファンもみえます」というもので、普通のうどんじゃなくて味噌煮込みです。注文すると、ハイ何杯と厨房へ声をかけてます。これしかないのでね。ご飯150円、玉子(生・半熟・つけ)50円、あとエビと小柱のかき揚げ350円も一緒に注文。

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待つことだいぶん。いつもの味噌煮込みとはまったく異なり、丼になみなみと味噌煮込みが入ったものが出てきました。玉子は半熟を頼んだのですが、かなりレア。土鍋じゃないので、時間がたっても煮こまれて堅くはなりません。失敗w 汁はシャビっと(さらっと)していますが、これも煮込まれないのでずっとそのまま。麺は生っぽい堅さはなく、細めでやや硬めのうどんです。イメージとしては味噌きしのうどん版、味噌煮込みというより味噌うどんという感じでしょうか。

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お味はけして嫌いじゃないですけど、やみつきになるかは…。これをベースにのちの人が、生麺やら、土鍋やらでアレンジしていったのが現在の名古屋名物味噌煮込みとなったのでしょう。厨房は見えませんでしたが、声やフロアのおばさんの感じからするとかなりお歳かと。何代目にあたるのでしょうか。太田屋は名古屋や岐阜、尾西などにもあるようですので、暖簾分けがかなりあったのでしょうね。

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そのほか気がついたのは、ひね鶏の肉。最近では食べたことがない堅い鶏肉ですが、小さい頃(半世紀前)はこういう肉ばっかりだったことを思い出して懐かしかった。それから赤耳かまぼこは名古屋名物であると、この前地元メーテレ(名古屋テレビ)の番組で紹介されてましたが、ここのは半分だけ赤い。ちょっと遅れて出てきたかき揚げは写真撮り忘れましたが、値段相応に豪華なものでした。塩で食べて、残った天かす部分を最後に汁に入れると美味しいです。

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店舗情報

店名 太田屋本店
住所 愛知県一宮市大宮1-2-2
電話番号 0586-72-3136

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このブログについて

きしめん、味噌煮込み、カレー煮込みなど、名古屋には独自の麺メニューがありますけど、どうも最近は讃岐うどんとかのチェーン店に押され気味。
さらに普通のきしめん屋さんは経営者の高齢化も進んでいて、10年後にはかなりの店が閉まってしまうのではという危惧も。きしめんというと駅ホームの店がいつもマスコミに取り上げられますが、独自のきしめん店はあちこちにたくさんあるのです。

そこでこのブログでは名古屋きしめん文化がいつまでも続くよう、できるだけたくさんお店を紹介したいと思います。

また味噌煮込み(みそにこ)やカレー煮込み(カレーうどん)も名古屋の麺。こちらも少しずつ追加して行こうと思っています。

 

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