讃えよ! きしめん、味噌煮込、名古屋の麺

みそきし、うみゃー。こんなうみゃーみそきし初めて。 やぶ福エスカ店

投稿者: MIZUNO  投稿日: 2014年02月18日
分類: みそきし  名古屋市中村区  地域別きしめん 
 

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錦の本店でこれぞ古くからのきしめんの姿と感動したやぶ福。それを観光客向けに出しているのがエスカ店という感じでしょうか、名古屋駅西エスカ地下街にあるやぶ福です。前回は「昔からのきしめん」を食べたわけですが、今回はみそきし、それもわざわざ八丁みそきしめんと明記されているものに挑戦します。まあ挑戦などというほどたいそうなものではありませんですけど。

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みそきしはみそ煮込みと違って、さほど濃くはない味噌出汁のものが多いですが、こちらのみそきしは八丁味噌だけあって、相当濃いです。ほとんどみそ煮込みをドンブリに入れたものという感じ。実際、みそ煮込みの麺をきしめんにして、ドンブリに入れてあるだけなのでは、と見ました。土鍋でない分、予熱で煮詰まらないですから、最後にドロドロにはなりません。あくまで水分を保ったスープ状態で、そこにコシのある、薄めのきしめんが入っております。

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味噌煮込みの固い麺とは異なって、きしめんですからサラリとした味噌出汁でもツルツルいけます。味噌スープときしめんの食感、これはうみゃーです。白菜、ネギ、揚げ、かまぼこ、玉子、そして沈んでいるのは牛蒡と、味噌煮込みとほぼ同じ具材が入っており、食べ進んでも単調になりません。別皿の小口切りネギも途中で入れるといいアクセントになります。味噌系にはお約束の小ライスをつけると、850円+70円の920円となってしまいますが、味噌煮込み同様、ご飯とみそきしを交互に食べれば、出汁は最後の一滴まで飲めます。

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何しろみそきし、食べられる店は多くありません。名古屋人でもみそきしの存在を知らない人もいるくらい。薄いきしめんの食感は、うどんのような重たさがないだけに味噌出汁でもカレー出汁でもよく合いますし、味噌文化圏といわれる名古屋で、その名物同士が一つのドンブリに収まるみそきしこそ、ソウルフードとしてもっと知名度が上がるべきではないでしょうか。そんなみそきしが人の集まる名駅エスカで食べられる、やぶ福、大変素晴らしいと思います。いいね×3。
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店舗情報

店名 やぶ福エスカ店
住所 名古屋市中村区椿町6-9
電話番号 052-452-0288

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このブログについて

きしめん、味噌煮込み、カレー煮込みなど、名古屋には独自の麺メニューがありますけど、どうも最近は讃岐うどんとかのチェーン店に押され気味。
さらに普通のきしめん屋さんは経営者の高齢化も進んでいて、10年後にはかなりの店が閉まってしまうのではという危惧も。きしめんというと駅ホームの店がいつもマスコミに取り上げられますが、独自のきしめん店はあちこちにたくさんあるのです。

そこでこのブログでは名古屋きしめん文化がいつまでも続くよう、できるだけたくさんお店を紹介したいと思います。

また味噌煮込み(みそにこ)やカレー煮込み(カレーうどん)も名古屋の麺。こちらも少しずつ追加して行こうと思っています。

 

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