ディープ中川区、まだまだありますねえ。熱田神宮から海部郡佐野、さらには桑名に至る佐屋街道沿いに五女子とか二女子とか不思議な地名の場所がありますが、この二女子の古い住宅地に「うどんの五十守」があります。中川運河の東側で、普通に通る道路からはまず発見できません。ちなみに二女子は「ににょし」、五十守は「いそもり」と読むそうです。山本五十六の五十ですね。ご主人は守というお名前です。
そのご主人は70歳はたぶん越えられているでしょう。しかしこちらは「自作めん食処」です。メニューには「噛む強腰麺処」ともあります。手打のうどん、そば、きしめん、味噌煮込みがいただけるお店であります。入り口では白黒二匹の猫がひなたぼっこしており、彼らにどいていただき店内に入りました。きしめん単品は600円ですが、日替わりオカズのつく今日の定食は、きしめん定食で700円です。不思議な値付けで、焼豚鶏黒ゴマソーセージという不思議な日替わりオカズとなります。
登場したのは強腰麺にふさわしいゴワゴワしたきしめんでした。というか、うどんの平たいものという感じです。ワシワシと噛みながら食べると、さっぱりした割に甘めの出汁を飲みながらなら美味しくいただけます。軽くすする麺ではなく格闘する麺で、ピロピロ薄っぺらいきしめんの対極をいく類となります。これはなかなか個性的。こうなると味噌煮込みなども食べてみたいところです(でも同じ麺かもw)。オカズは難しい名前ですけどまあソーセージの焼いたのですね。あと茶色いの二つは厚揚げの煮た物です。
老夫婦とお手伝いの中年の女性でやってらっしゃいます。平日の午後1時過ぎはお客さんいませんでした。絶滅系のお店ですので、ぜひ道に迷いながらおでかけください。看板には営業時間11時から午後2時までとあり、夜の営業はないようです。土日祝日も休み。でも駐車場は店の北側に3台ありますから、そこは嬉しい。コインパーキングなどまわりには存在していませんので。
店舗情報
店名 | うどんの五十守 |
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住所 | 名古屋市中川区二女子町4-58 |
電話番号 | 052-352-0072 |