いつもの道なのに、存在に全く気が付かなかった宮根

もう20年も、いや30年も前をよく通っているのに、こんなところにきしめん屋が。それがこの宮根です。いわゆるテナント長屋の真ん中に間口狭く存在するこの店、全くここにあることに気がついていませんでした。思えばもう約40年も前のこと、この近所で友達が喫茶店を開いたことがあり、建物は多分その頃からあったはずです（友達が開いた店のあとは、今でも別の店が入っています）。ということで、この店、もしかするとそんな昔からあったのかも。

ご主人と奥さんと思しきお二人は70前くらいでしょうか。きしめんは550円ですが、きしめん定食850円です。やはり古い店はちょっとお高め。それでも豊富な定食メニューがあり、写真の貼られた幕の内弁当はきしめんがついて800円とお値打ちなので、それを注文。
和風ラーメン定食700円なんてのもいいかも。ちなみにそばはありますが、うどんはありません。そばと「きしめん」だけです。

さて、肝心のきしめんは定食につくものですので量が少なく、そこは物足りないですが、スタンダードな厚さでコシのある麺とやや甘めの出汁は名古屋のきしめんらしいもの。特徴はないですが、安心の味です。何より幕の内弁当の豪華さはなんということでしょうｗ　豚肉生姜焼き、煮魚、玉子焼き、大豆とひじき、十二分な満足です。おかずに比してご飯が足りないくらい。昼食としては文句なし。ちょっと離れたところですが駐車場もあります。と言うかこの辺はバスしかないところなので、クルマで行くのがいいでしょうね。