きしめんはまあ、いろいろ説がありますが、北区の平野屋さんにかかっていた看板には「東海道芋川池鯉鮒あたりにふくるから名物ひらうどんがありました。それが云々と」ということで、この芋川うどんを出しているのがきさんという店です。東海道や池鯉鮒(知立)からはちょっと外れていますが…。
さてその芋川うどんですけど、コピーをそのまま転載させてもらいます。「江戸時代と同じように地元の小麦を表皮近くまで使い、色濃く風味ある独自の小麦粉を特別に製粉してもらいました! 塩を使わず、手打ちし・踏み込み・しっかりと寝かせ、薄く伸ばしてもしっかりとしたコシを生み出させています。国産小麦本来の味をよくかんで、感じてみてください!通常のきしめんとの違いを比べてください」とのことです。
最近のきしめんはコシより喉越しとかを楽しむものになってます。その点この芋川うどんは、ゴワゴワしたといえるほどの硬さ、コシがあって、きしめんとはかなり異質のものに思えました。十分うまいですから一度は食べておくべきかと思います。連れ合いはきじめん(キジ肉じゃなくてかしわでしたけど)を食べました。ちょっと鳥の味がきついので私的には好みとはいえませんでした。昔はごちそうだったと思いますが。きしめんのルーツを考えるには食べておくべきかと。駐車場もたっぷりあります。
しかしこれが本当に桐生に伝わってひもかわうどん(現在の幅広きしめんにかなり近い)になったとしたら、今の幅広きしめんブームとの関連を考えるとけっこう面白そうな考察ができそうですね。
店舗情報
店名 | きさん |
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住所 | 刈谷市一ツ木町7-14-1 |
電話番号 | 0566-27-8537 |