讃えよ! きしめん、味噌煮込、名古屋の麺

じいちゃんばあちゃんががんばってる下町のきしめん280円 宝屋

投稿者: MIZUNO  投稿日: 2014年09月30日
分類: 名古屋市中川区  地域別きしめん  普通のきしめん 
 

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クルマで走っていて見つけた、危なそうな店。危ないというのは多分そんなには美味しくないだろうなという意味でですが、時々すごく美味しい店もあるので入らずにはいられません。入ってみれば想像通り、80歳前後と思しきじいちゃんばあちゃんいらっしゃいました。たくさんのメニューが壁に並んでますが、驚くべきはその値段。きしめんは280円です。ころも同額。しかしその横には冷きしめんというのがあって550円です。

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聞いてみると冷きしめんは量が倍あって、冷や麦みたいに汁につけて食べるとのこと。そこで兎にも角にもまずはきしめんを注文してみたのでした。待つことわずかで出てきたのは赤耳かまぼこにほうれん草、あげと花かつおという由緒だ正しききしめん。麺も幅があり、出汁もやや濃い目の色がうれしいところ。期待を持って食べてみましたが…。

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さすがにこの値段で手打ちを期待することはできず、またおそらく茹で置きであろうきしめんは、伸び気味で最後の方ではぼそぼそに。かつて母親が作ってくれたきしめんのようでした。きしめんは昔、市場で茹で置きの「たま」で売っていたもの。これを昼間買ってきて、夜にだしを作ってそこに入れたものが夕食になったのでした。ほうれん草とかはバランスが悪いほどたくさん乗ってましたが。そんな母のきしめんを思い出す一品でした。ネギが入ってないのはちょっといただけませんでしたが。

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店舗情報

店名 お食事処 宝屋
住所 名古屋市中川区中野本町1-28
電話番号 052-361-3245

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このブログについて

きしめん、味噌煮込み、カレー煮込みなど、名古屋には独自の麺メニューがありますけど、どうも最近は讃岐うどんとかのチェーン店に押され気味。
さらに普通のきしめん屋さんは経営者の高齢化も進んでいて、10年後にはかなりの店が閉まってしまうのではという危惧も。きしめんというと駅ホームの店がいつもマスコミに取り上げられますが、独自のきしめん店はあちこちにたくさんあるのです。

そこでこのブログでは名古屋きしめん文化がいつまでも続くよう、できるだけたくさんお店を紹介したいと思います。

また味噌煮込み(みそにこ)やカレー煮込み(カレーうどん)も名古屋の麺。こちらも少しずつ追加して行こうと思っています。

 

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